花柳界探訪 宮川町

年に数度、全国のお座敷を訪ねる「花柳界探訪」。
今回は京都・宮川町におじゃましました。

宮川町に、というよりは大阪は南地大和屋さんにいらした多栄姐さんに会うために。

三味線を弾く多栄姐さん
三味線を弾く多栄姐さん

南地大和屋で長年勤めたお姐さんにいろいろお話を伺いました。
「お座敷始まったら大きいお姐さんがお座付きをつけて、ご飯が出る頃になったら小さい妓がへらへら踊りを出すんです」
「ぱっと逆立ちすると紅いパッチが見えてね」
「大和屋さんには内芸者と外芸者がいてね‥‥。お座敷が7つあって‥‥。私はたくさん働きたいから外芸者にしてもらって‥‥。
お話は尽きません。

しばらく踊っていないから、踊れませんよお。とおっしゃるのを無理に口説いて踊っていただきました。
「梅は咲いたか」
男踊り。とっても洒脱で軽やか。

昭和7年生まれの多栄姐さん。
とてもそうは見えません。
私の母とひとまわりも違うなんて。見えない。まったく見えない。

お店の急階段を降りる時も、三味線箱片手にすたすた。
二次会へ移っても働く働く。

多栄姐さんと記念写真
多栄姐さんと記念写真

結局、深夜12時までお付き合いいただきました。
ずっと日本酒飲んでました。
あ、私も飲んでましたけど。
だって多栄姐さんにお酌してもらったら飲むでしょう!

今年の節分お化けは舞妓ちゃんに化けたとか。
「大和屋さんは舞妓も半玉もなくて、見習いだけだったから」
「念願の舞妓になったのよお」
スマホを操って舞妓姿の写真を見せていただきました。
かわいい❤️
そして、さらっとスマホを操る92歳。

ハート❤️マークもお姐さんがさらっと。
素敵だわー。
かわいいわー。
きっとモテモテね。

こうありたいものです。
精進しよ。
またまた目標になる方に出会えました。

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