菊づくし津の守落語

10月11日(金)19:00開演の「菊づくし津の守落語」
古今亭菊之丞師匠と伊吹清寿師匠にご出演いただきました。

10月11日は旧暦で9月9日。
重陽節です。
菊の節句ともよばれる重陽節ですので「菊づくし」といたしました。

まずは前座。
端唄「菊づくし」を。三味線は伊吹清寿。踊りは荒木町ふみ枝。

小唄ぶり「菊づくし」

唄い囃して菊づくし
一本目には妹背菊(一対の菊、夫婦菊)
二本目には錦菊(色とりどりの菊)
三本目には薩摩菊(えぞぎく/蝦夷菊の異名)
四本目には枝垂れ菊(枝垂れて咲く菊)
五本目には黄金菊(黄菊の異名)
六つ昔は紫の蓬莱菊や東菊(どちらも菊の品種)
七本目には雛菊で
八本目には浜錦(浜菊のこと)
九つ小菊を植え並べ
十で十日の菊相撲
この菊は百代の菊にて情け盛りの乙女菊
汲めども尽きぬ八千代菊
またいついつと重ね菊
白菊 八重菊 禿菊(しゅうめいぎく/秋明菊の古名)
深山の菊の流れを汲みて菊慈童(菊の葉の雫を飲んで不老となった)
目出度いな

古今亭菊之丞

菊之丞師匠の「ねずみ」

楽しい枕で散々笑ったあとに人情噺の「ねずみ」。
菊之丞師匠には何度も津の守にご出演いただいていますが、何度聴いても面白い。

そして、噺のあとはおまけのお楽しみ。

出囃子演奏

菊之丞師匠、清寿師匠のお二人で先達の出囃子を。
出囃子の演奏と共に各噺家さんのエピソードも披露してくれました。
面白いのですよ、これがまた。

これ、なかなか見られない光景です。
寄席では舞台上で出囃子を演奏することはないですし、前回あまりに面白かったので、今回はお二人にお願いして「席亭たってのお願い」ということで演奏していただきました。

菊酒

菊づくし。

締めは宴会での「菊酒」です。
烏城塗りの桶にもって菊を大量投入し、そこに日本酒「大正の鶴」をなみなみと。

笑いの絶えない宴席も、名残惜しくお開きとしまして、この後はお向かいの「穏の座」で二次会へ。
写真はなくてごめんなさい。
公開できない話ばかりで、何も書けないのですが、深夜まで盛り上がりました。

次回はみなさまもぜびご一緒に!

2024.10.11

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